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路線バス運用情報アプリ「バスルン」の開発に着手します

公開日時: 2025-08-04 07:30更新日時: 2025-08-04 12:00:15本日(2025/8/4)より、Midari Createでは、路線バス運用情報アプリ「バスルン」の開発を開始します。

バスルン アイコン

背景

Midari Createでは、一昨年より鉄道運用情報投稿アプリ「鉄道運用Hub」を開発・供用し、多くのユーザーさまにご好評いただいています。

鉄道運用Hubは、PCとスマートフォンの双方でご利用いただけるwebアプリとしつつも、走行位置や時刻表の描画処理をクライアント側で行うことでネイティブアプリ以上の高速動作を実現してきました。

今回新たに開発を開始するアプリ「バスルン」は、鉄道運用Hubのノウハウを全面的に活用するwebアプリケーションで、鉄道運用Hubと同様に多くの処理をクライアント側で行うことで高速動作を可能とする予定です。

コンセプト

鉄道運用Hubでは幅広い年齢層のユーザーさまをターゲットとして、無彩色を多用したユーザーインターフェイスを採用していますが、バスルンは未成年のユーザーさまをターゲットとして重視し、ユーザーインターフェイスにはカジュアルなイメージの配色を使用する予定です。

「バスルン」というアプリ名は、鉄道運用Hubより年齢層の低いユーザーさまをメインターゲットとすることから漢字を使用しないポップな雰囲気の文字列を前提に選定し、「バス」にアプリの軽快な動作から連想される「スルン」という効果音を加えたものとしています。

また、鉄道運用Hubでは鉄道事業者とは独立した運営メンバーが非公式に運用表や時刻表のデータを作成しているため比較的大規模な運営チームを要していますが、バスルンは各バス事業者さまが転載可能なライセンスで公開されている時刻表オープンデータを活用することで、極めて小規模な運営チームで管理可能なアプリとなる予定です。

機能

バスルンには、以下の機能を実装する予定です。

走行位置機能

バスの走行経路と主要停留所の位置のみを表示した簡易的な地図上にバスの車両アイコンを表示する機能です。

この機能は実装に時間がかかることが予想されるため、提供開始は秋以降となります。

時刻表機能

鉄道運用Hubと同様、停留所ごとにそれぞれの方面の充当車両情報付き時刻表を閲覧可能となる予定です。

ただし、バスでは路線の概念が希薄であるため、停留所を路線ごとに検索する機能は実装せず、代わりに停留所名検索機能を設けるほか、端末のGPS位置情報に基づいて近傍の停留所を提案する機能についても実装を検討しています。

運用データ機能

バスルンでは、バス事業者の公開APIから各車両の走行位置情報を取得して運用表を生成し、運用データ機能ではそれぞれの運用にどの車両が充当されていたのかを確認できるようにする予定です。

公開APIを使用して運用情報を収集するため、鉄道運用Hubのような運用情報投稿機能は存在せず、ユーザーアカウントという概念もありません。

車両一覧機能

鉄道運用Hubの「編成表」にあたる機能ですが、鉄道運用Hubとは異なり、車両一覧画面には各車両のリアルタイム運行状況(充当されている系統とその行き先などの表示)を表示する機能を搭載します。

なお、鉄道運用Hubに存在する運用表機能については、バスルンでの実装予定はありません。

ライセンス

バスルン本体、及び、バスルンアプリ内で使用するバスのアイコン等は鉄道運用Hubと同様に無権利創作宣言の条件で著作権放棄します。

時刻表データについては路線バス事業者公式のオープンデータを使用するため、当該データのライセンスは各事業者の規定に従います。

実装予定事業者

バスルンはその設計上、走行位置情報が公開APIから取得可能なバス事業者にしか対応することができません。

現在の予定では、走行位置APIが公開されている事業者のうち、鉄道運用Hubが対応している鉄道路線と接続しているため公開当初からまとまった数のユーザーさまによるご利用が見込めるという点で和歌山バスを最初の対応事業者とする予定で開発を進めてまいります。
この記事のタグ:
バスルン

この記事へのコメント

1: nohara1507

南海バスや近鉄バスなどは実装する見込みですか?2025-08-04 10:46:01

2: かぁくん(管理者)

オープンデータがないので実装不可能です2025-08-05 11:51:13