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「キップレきっぷできんてつ鉄道まつりへ」(その他展示編)今日の南海+近鉄+JR西日本乗車録(2025.11.02)

公開日時: 2025-11-09 17:00:30更新日時: 2025-11-09 17:07:05(屋外車両展示編の続きです)

屋外に留置されていた車両は展示されていたものだけではありません。

きんてつ鉄道まつりの様子 - 21
こちらの5800系DF11は、貫通扉窓の紙に記載の通り、休憩スペースとして車内を解放。
台湾をテーマにラッピングされた外観に合わせ、編成中央付近に台湾グッズの販売スペースが設けられていたのは面白いところです。

また、車庫公開イベントでは天井クレーン実演に並んで定番の車掌体験も、ここでは屋外にて実施。

きんてつ鉄道まつりの様子 - 20
先程のDF11は大阪線所属のため制御電動車側を東に向けていましたが、こちらのVE50は奈良線所属のため編成の東側先頭は制御車。

こういうのを見ていると、わりと誇張抜きで方向感覚がおかしくなってくるのですが、そもそも近鉄ってなんでこうも編成の向きがバラバラなんですかね……
(特急車に関しては大阪線走行中は向きが揃うようになっているらしいですが、通勤車の向きが現在のようになった経緯に関しては今のところ確定的な情報は見つけられていません)

なお、この休憩車両や車掌体験車が留置されていたスペースのすぐ横は、比較的低い塀を挟んで大阪線。
鉄道まつりの2日間だけ高安と五位堂の間で鉄道ファンをピストン輸送する「楽」をはじめ、多くの車両を間近で見ることが可能でした。

きんてつ鉄道まつりの様子 - 22
なお、会場内では特急の通過時刻になると毎回アナウンスが流れ、特急も警笛を鳴らして会場のファンに合図するという子供連れには嬉しいサービスが行われていましたが、この「楽」は子供向けの車両という位置づけではなかったのか、通過時にアナウンスが行われることはありませんでした。
(オタク目線では「ひのとり」や「しまかぜ」よりも定期列車の設定がない「楽」のほうがネタなんですがねえ……)

そして、気付けば鉄道まつりも終盤に差し掛かり、駅が混雑する前に帰宅しようとする客も目立ち始めた頃、奈良交通の展示ブースでは唐突にバスの(簡易的な)撮影会が始まりました。

きんてつ鉄道まつりの様子 - 24
展示されていたのは、1999年式で1ステップ前中扉のブルーリボン、HU48号車。
隣の近鉄バスが(わりとまとまった数が在籍していそうな)ブルーリボンⅡを展示している一方で、こちらは明らかにオタク向けのチョイス。

簡易的なものとはいえ、こんなネタ車の撮影会に無料で参加させてくれるというのはなんとも太っ腹なサービスですね。

きんてつ鉄道まつりの様子 - 23
この簡易撮影会では、数十秒おきに方向幕の変更も行われ、本来なら季節限定のこんな幕も撮影可能に。
奈良交通さん、こんなサプライズプレゼントをもらってしまったら、奈良方面に行ったときには乗りたくなっちゃうじゃあないですか…… ずるいです 笑

で、楽しい撮影会を終えて、会場をあとにしようとしたときのこと。
離れた場所で車両展示を撮影していた撮り鉄の集団のほうから、突然怒号が飛んできました。

見ると、そこでは小太りの男性がまるで発狂したようにわめき散らしており、周囲の人々は身の危険を感じてその場から距離を取ろうとしている最中。

程なく、近くにいた近鉄の職員の方が慌てて現場に駆けつけましたが、男性の狂気じみた怒りの形相がすぐに収まることはなく…… 職員の方が本当に気の毒でなりませんでした。

事の発端は、他の客が撮影していた写真に小太りの男性が写り込んだことだったようですが、そもそも、「撮影」を目的にして不特定多数の人が出入りするイベントに参加する以上、自身が他のお客さんの写真に写ってしまうというのは避けられないこと。
それが嫌なら会場に来なければよかったものを、自分の意思で会場に来ておきながら、子供連れのいる場所で大声を上げ、挙げ句、鉄道事業者の職員さんに迷惑をかけるというのは、撮り鉄失格.comとしか言いようがありませんね……

五位堂駅北側にて

と、まあ、いろいろありましたが、かぁくんは6020F氏に加え、会場で合流したStanding Flower氏やかんかん氏らとともに、五位堂駅の北側へ向かいます。

ここでは、運が良ければ鉄道まつりで展示されていたバスの返却回送が見れるとのこと。

あくまで回送なので、ここを通るかどうかは渋滞などの道路状況次第。見れなかったとしても文句は言えないことは承知でしたが、しばらく待っていると先程まで会場で展示されていた近鉄バスの6151号車が通過しました。

きんてつ鉄道まつり展示車両返却 - 1
どうやらこの日は運が良かったようですね 笑

さらに、この6151号車の続行で、HU48号車まで来てくれるという幸運。

きんてつ鉄道まつり展示車両返却 - 2
我々撮影者を見つけると撮りやすいように少し減速してくれるなど、この日は始終「神対応」な奈良交通の職員さん方でした。

(後編に続く)

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